トレイダーズホールディングスは、子会社のZEエナジーの株式50.99%を投資会社の江寿に譲渡することを決めた。ZEエナジーは木質バイオマス発電事業を手がけていたが、不具合設備の改修や運転調整が続いていた。譲渡価額は1597円で、譲渡予定日は2020年5月15日。トレイダーズは引き続き49%を保有し、バイオマス事業に取り組む。また、貸付金を中心とする総額30億7000万円の債権も江寿に譲渡する。M&Aアドバイザーとしては、トレイダーズが再生可能エネルギー事業に取り組む一方で、債務超過に陥っていたことから、今回の譲渡は財務面の改善につながると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。