トリドールホールディングスは、香港のうどん専門店「丸亀製麵」事業を展開するTHHLの全株式を取得し、子会社化したことを発表した。THHLは現在17店舗を運営しており、トリドールは業績立て直しを加速するために経営権を完全掌握した。取得価額は非公表。トリドールは2018年に香港で100店舗以上の店舗を持つ雲南ヌードルチェーンを買収している。
【M&Aアドバイザーのコメント】
トリドールホールディングスは、アジア地域での飲食店事業の拡大を進めており、今回の丸亀製麵事業の買収はその一環として注目される。香港市場においては、日本食レストランの需要が高まっており、今後もトリドールの成長が期待される。ただし、現地の競合や消費者の好みの変化に対応するために、適切な戦略の策定が求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。