ティーケーピーは、レンタルオフィス事業を手がける子会社の日本リージャスホールディングスの全株式を三菱地所に譲渡することを決めた。譲渡価額は企業価値381億円に財務的調整を行ったうえで確定する予定で、譲渡予定日は2023年2月1日。ティーケーピーは日本リージャスの株式売却に伴い、2023年2月期決算に49億6700万円の特別損失を計上する。日本リージャスは「Regus」「Openoffice」「SPACES」などのブランドでレンタルオフィス事業を展開する。M&Aアドバイザーとしては、ティーケーピーが経営資源の最適配分を図るために、日本リージャスの譲渡を決めたことは理解できるが、新型コロナ禍による貸会議室事業の打撃が大きかったため、売却価格がどの程度になるか注目される。