ソニーは、音楽事業統括子会社のSMEを通じて、米音楽出版社コバルト・ミュージック・グループが展開する音楽配信サービス「AWAL」事業と音楽の著作隣接権管理事業を約452億円で買収する契約を締結したと発表した。AWALはインディーズアーティストを主な対象とし、配信収益から手数料を支払う仕組みである。SMEはこれまでにもインディーズ向け音楽配信会社の米国オーチャードを傘下に持っていたが、AWALの取得によりDIYアーティストにまでサービス領域を拡大することができる。買収完了は関係当局の承認・許可を前提にしており、現時点で未確定である。
【M&Aアドバイザーのコメント】
ソニーのAWAL買収は、インディーズアーティストに対する音楽配信サービスの提供を強化することで、市場シェアを拡大する戦略の一環と見られる。また、音楽業界においては、デジタル化が進む中で、音楽配信サービスがますます重要な役割を果たすことが予想されるため、今後もM&A
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。