ゼンショーホールディングスは、米Advanced Fresh Concepts Corp.(AFC)の全株式を取得し、子会社化することを決定した。AFCは持ち帰り寿司店を主に展開し、米国で約3700店舗、カナダや豪州を合わせると4000店舗以上を展開している。取得価額は約288億円で、取得予定日は2018年11月中。この買収により、ゼンショーホールディングスは海外での中食事業を展開し、自社とのシナジーを引き出し、業容拡大につなげることができる。M&Aアドバイザーとしては、ゼンショーホールディングスが海外市場での事業拡大を目指す上で、AFCの買収は戦略的な決断であると言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。