シャープはNECディスプレイソリューションズの株式66%を取得し、子会社化することを発表した。取得価額は92億4000万円で、NECと共同運営する。シャープはビジネス分野での液晶ディスプレー、電子黒板、プロジェクター、8K関連商品などで国内に強みを持ち、NDSとの相互補完関係が見込めると判断した。両社は販路の相互活用や新規領域の拡大、コスト競争力の向上などを通じて事業拡大を目指す。M&Aアドバイザーとしては、シャープのビジネス分野での強みとNDSのグローバル展開を組み合わせることで、市場シェアの拡大や新規事業の開拓が期待できると考えられる。