シダックスは、レストラン付きカラオケボックス運営子会社の株式81%をB&Vに譲渡し、債権も譲渡することを決めた。譲渡後の持ち株比率は19%となる。不採算店舗の売却や閉店による経営改善を目指していたが、2018年3月期も大幅な赤字を計上しており、自力での立て直しは難しいと判断した。譲渡価額は株式・債権合計で49億9100万円と発表された。M&Aアドバイザーとしては、シダックスが経営改善を図るために、不採算店舗の売却や閉店を検討するなど、迅速かつ適切な対応を行ったと評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。