サノヤスホールディングスは、豪州での観覧車運営子会社の全株式をVeyron Stiftungに約2400万円で譲渡した。Veyron StiftungはスイスROBUグループを傘下に持ち、世界各地で観覧車建設・運営事業を展開している。サノヤスHDは、現地のレジャー産業の厳しい環境とコロナ禍による休業の影響で業績が低迷していた。M&Aアドバイザーとしては、サノヤスHDが事業の再編を進める中で、不採算事業の譲渡を行うことで経営効率を高める戦略が有効であると考えられる。