サトーホールディングスは、英国子会社DataLase Ltd.の全株式を経営幹部3氏が設立した新会社に譲渡した。DLは、ラベルを使わずに直接印刷する技術を保有していたが、技術的課題が残り、事業化時期が遅れていた。譲渡価額は非公表。M&Aアドバイザーとしては、サトーが業績見通しを下回る状況にあったDLを譲渡することで、経営資源の集中化を図り、事業の効率化を目指す戦略的な判断だと言える。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。