フリーが、電子契約サービス「NINJA SIGN」を展開するサイトビジットの株式約70%を取得し、子会社化することを決めた。取得価額は約27億8800万円で、取得予定日は2021年4月1日。サイトビジットは、電子契約サービスのほか、法曹関係者向けオンライン学習サービスを手がける。フリーは、統合型クラウドERPで法務契約業務をカバーするとともに、会計、ワークフロー、人事労務と契約を一体で効率的に管理できる仕組みの構築を目指す。サイトビジットの鬼頭政人社長は引き続き30%程度の株式を保有し、経営にあたる。

【M&Aアドバイザーのコメント】
フリーのサイトビジット子会社化は、電子契約市場に参入することで、法務契約業務をカバーするとともに、会計、ワークフロー、人事労務と契約を一体で効率的に管理できる仕組みの構築を目指す戦略の一環として注目される。今後、フリーがどのような展開を見せるかに注目したい。