クックビズが、函館市にある冷凍加工業を手がける久一米田商店とスポンサー契約を締結し、再生計画の認可決定後に子会社化することを発表した。久一米田商店は2021年8月に民事再生手続きを申し立て、イクラの加工からは撤退しているが、南芽部地域の漁獲量の回復もあり、黒字基調が継続しているという。取得価額は6500万円で、取得予定日は2022年10月3日。クックビズは、飲食店向け求人情報サイトの運営を主力とするが、「食」に関連した事業再生にも取り組む方針を打ち出している。

【M&Aアドバイザーのコメント】
久一米田商店の再生にクックビズが参画することで、飲食業界と食品加工業界の連携が進むことが期待される。また、北海道の水産業界においても、新たなビジネスモデルの創出が期待される。