吊り具メーカーの米クロスビーグループと経営統合するため、キトーは米投資ファンドKKR傘下に入ることを発表した。KKRがTOBを実施し、最大約564億7800万円で全株式を取得する。買付価格は1株2725円で、TOB公表前営業日の終値1659円に64.26%のプレミアムを加えた。経営統合後は「Kito | Crosby」という社名になり、本部は米国と日本の両方に置かれる。M&Aアドバイザーとしては、両社の経営統合によって高品質な製品の拡大や生産の効率化が実現できると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。