カナモトは中国子会社の上海金和源建設工程有限公司の全持ち分(95%)を上海米源集団股份有限公司に譲渡することを決めた。上海金和源建設は建設機械のレンタル、販売、輸出入を手がけており、業績が低迷していたため、今回の子会社売却は中国事業再構築の一環となっている。譲渡価額は7億6900万円で、譲渡予定日は2018年10月1日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:カナモトの中国事業再構築による子会社売却は、業績低迷からの脱却を目指す戦略の一環として理解できる。今後は、売却によって得た資金を活用し、より収益性の高い事業に注力することが求められる。また、中国市場においては、競合が激化しているため、今後の展開に注目が必要である。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。