オリンパスは、米呼吸器関連医療機器メーカーのVMTの全株式を約312億円で取得し、子会社化することを発表した。VMTは気管支内視鏡を用いた治療・診断を専門分野とし、電磁ナビゲーションシステムなどに強みを持つ。オリンパスは呼吸器科分野の製品構成を拡充し、事業拡大につなげる狙いがある。M&Aアドバイザーとしては、オリンパスの呼吸器科分野における市場シェア拡大に向けた戦略的な買収であると評価できる。