エプコは、小売り電気事業者向けのクラウド型顧客・需給管理システム「ENESAP」事業を、SBパワーに3億2000万円で譲渡することを検討している。これは、住宅のライフサイクル全般にかかわる総合サービスの提供に経営資源を集中するためである。譲渡予定日は2020年10月1日で、直近業績は売上高2億3600万円、営業利益400万円であった。M&Aアドバイザーとしては、エプコが事業領域を絞り込むことで、より効率的な経営が可能になると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。