イオン傘下のツヴァイ、IBJがTOBで完全子会社化へ。ツヴァイは仲人型ビジネスモデルで業績低迷、IBJは婚活パーティーやネット婚活に強み。買付代金は35.7億円、買い付け価格は1株あたり884円で88.09％のプレミアムを加えた。買付期間は3月12日～4月24日。

イオンが結婚相手紹介サービスのツヴァイを完全子会社化するため、TOBを実施することを発表した。買付代金は35億700万円で、ツヴァイ株式の64.43％を保有するイオンは全株式をTOBに応募する。ツヴァイは業績が低迷しており、IBJは婚活パーティーやネット婚活に強みがあり、両社の会員の相互紹介や見込み客の送客などを通じて事業拡大を目指す。買い付け価格は1株あたり884円で、買付予定数の下限は所有割合66.67％（264万4900株）。買付期間は3月12日～4月24日。M&Aアドバイザーはコメントを控えた。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。