アジアパイルホールディングスは、コンクリートパイル用継手金具を製造するシントク工業の全株式を取得し、子会社化することを決定した。この買収により、ASEAN地域を含めた安定的なサプライチェーンの確立が期待される。シントク工業は、コンクリートパイル生産における重要部品である継手金具のほか、コンクリート二次製品用付属部品を製造している。取得価格は非公表で、取得予定日は2020年上期中。2020年6月30日に取得が完了した。
【M&Aアドバイザーのコメント】
この買収により、アジアパイルホールディングスは、ASEAN地域を含めたサプライチェーンの確立に向けて一歩前進することができる。また、シントク工業の技術や製品ラインナップを取り入れることで、アジアパイルホールディングスの競争力を高めることができると考えられる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。