アサヒHDは、マッサージチェア最大手のフジ医療器の株式60%を台湾のジョンソンヘルステックに譲渡することで基本合意したと発表した。ジョンソンはフジ医療器製マッサージチェアの海外販売代理店で、両社の合弁会社を設立し、海外事業の拡大を目指す。譲渡価額は67億円で、譲渡予定日は2020年2月上旬。アサヒHDは、健康機器事業を拡大するために海外市場開拓が必要と考え、ジョンソンと協議を重ねてきた。M&Aアドバイザーとしては、アサヒHDが成長分野の健康機器事業を取り込むために、フジ医療器を傘下に収めたことが、今回の譲渡につながったと考えられる。