アイ・テック、OEホールディングスによるMBOで株式非公開化へ。TOBで完全子会社化を目指し、最大99億6200万円の買付代金を提示。上場維持コスト負担や事業強化のため、第二の創業に挑戦するための判断。

アイ・テックは、OEホールディングスによるMBOで株式を非公開化することを発表した。買付代金は最大99億6200万円で、買付価格は1株につき2700円である。買付期間は2022年9月8日～10月24日で、決済の開始日は10月31日となる。アイ・テックは鋼材の加工・販売を主力とし、関東、東海を地盤とする。M&Aアドバイザーとしては、アイ・テックが中長期的な視点で事業の抜本的な強化を進めるために非公開化を選択したことは、戦略的な判断と言える。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。