アイカ工業は、現地DSMコーティング・レジンの大園工場とオーバープリントワニス用UV硬化型コーティング剤事業を取得することを決定した。取得価額は約14億3000万円で、直近売上高は約12億円。アイカ工業は、台湾Evermore Chemical Industry Co.を子会社化しており、DSMコーティング・レジンの取得により、台湾、東南アジアでの事業拡大を目指す。取得は2021年6月中旬に予定されているが、取得価額は後に約15億1000万円に変更された。M&Aアドバイザーとしては、アイカ工業の事業拡大に向けた戦略的なM&Aであると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。