TCSホールディングスは、子会社を通じてテクノ・セブンにTOBを実施し、持ち株比率を100%に引き上げて完全子会社化する。買付価格は1株当たり2000円で、買付予定数は148万734株で、買付予定額は約29億6100万円。買付期間は2020年12月17日から2021年2月8日までの33営業日。TOB成立後は上場を廃止する。テクノ・セブンは賛同の意見表明をしている。M&Aアドバイザーとしては、TCSホールディングスがグループの統合を進める戦略の一環として、テクノ・セブンの完全子会社化を決定したことを評価する。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。