Oakキャピタルによるユニヴァ・ジャイロンの子会社化検討
Oakキャピタルは、デジタルマーケティングツールを提供するユニヴァ・ジャイロン(東京都港区。売上高1億5100万円、営業利益△2200万円、純資産△800万円)の株式86%を取得し、子会社化することで検討を始めました。もともとはユニヴァ・ジャイロンの親会社であるキャッシュレス決済事業のユニヴァ・ペイキャスト(同)を子会社化する予定でしたが、これを延期したうえで、ユニヴァ・ジャイロンの子会社化を先行して進める方針です。取得価額は未確定でしたが、その後1億2470万円と発表され、取得予定日は2022年5月31日とされています。
背景と経緯
Oakキャピタルは2021年12月、インバウンド(訪日観光客)決済に強みを持つユニヴァ・ペイキャストを株式交換により2022年6月に子会社化すると発表していました。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、インバウンド関連の決済収益の回復までもう少し時間がかかると判断したことから、子会社化の時期を延長するとともに、その是非についても再検討することにしました。
ユニヴァ・ジャイロンの事業について
ユニヴァ・ジャイロンは、サイト改善・運営支援ツール「Gyro-n」をはじめとしたデジタルマーケティングツール提供を主力事業としています。SaaS(サービスとしてのソフトウエア)型収益モデルを採用しており、2万以上のWebサイトに提供実績を持つことが特徴です。Oakキャピタルとしては、ユニヴァ・ジャイロンの独自技術や顧客基盤を活用することで、今後のデジタルマーケティング領域の強化を図る狙いがあると考えられます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aにおいて売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みの企業です。独自のサービス内容により、多くのM&A案件をサポートしており、売り手側にとってより納得感のある譲渡条件の実現をサポートしています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。