NCS&Aは、子会社のフューチャー・コミュニケーションズの全株式を投資会社や社長らに譲渡することを決めた。ソフトウエア開発事業との相乗効果を引き出せないため、切り離すことが望ましいと判断した。譲渡価額は4億5000万円で、譲渡予定日は2022年3月31日となっている。
M&Aアドバイザーとしてのコメント:NCS&Aは、自社の事業戦略に合わせて、子会社の譲渡を決断したことは理解できる。今後は、ソフトウエア開発事業を中心に、より効率的な事業展開を目指すことが重要となる。また、譲渡先の投資会社や社長らにとっても、新たなビジネスチャンスを見出すことが求められる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。