MBKパートナーズ、ツクイホールディングスの完全子会社化を目的にTOBを実施。買付代金は最大約490億円。津久井企画はTOBに応募せず、全株式を売却し、津久井宏社長CEOは退任する予定。買付期間は2月9日～3月24日。

MBKパートナーズが介護事業のツクイホールディングスを完全子会社化するため、TOBを実施することを発表した。買付代金は最大約490億円で、買付価格は1株につき924円。買付期間は2月9日から3月24日までで、公開買付代理人は大和証券。TOBが成立すれば、ツクイは東証1部への上場が廃止となる。M&Aアドバイザーとしては、介護事業は今後も需要が高まることが予想されるため、MBKパートナーズの投資判断は妥当と言える。

記事監修者 : 濱田 啓揮

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。