JMDCの子会社化決定について
JMDCは、診療・健診関連データベース(DB)構築のリアルワールドデータ(京都市)の株式92.67%を取得し、子会社化することを決定しました。これにより、電子カルテの診療情報や学校健診情報などのデータアセットを拡充し、収益機会の拡大を目指しています。なお、取得価額は非公表で、取得予定日は2022年7月29日です。
リアルワールドデータの概要
リアルワールドデータは2015年に創業し、医療機関225施設・患者数約2440万人分の電子カルテ由来の診療情報データベースや、162自治体・約35万人分の学校健診・乳幼児健診情報データベースを運営しています。売上高5億6800万円、営業利益△3億3700万円、純資産8億1500万円と発表されており、JMDCのグループ入りによってさらなる事業発展が期待されています。
取得理由と今後の展望
今回の株式取得によって、JMDCは多様なデータアセットを自社のサービスに組み込み、ヘルスケア分野での付加価値の高いソリューション提供を行う方針です。電子カルテの診療情報と学校健診情報を組み合わせることで、新たな分析やサービスを展開できる可能性が広がります。また、リアルワールドデータの豊富なデータを活用し、医療の質の向上や社会貢献にも寄与すると考えられています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとするM&Aアドバイザリー企業です。豊富な経験と専門知識に基づき、スムーズな事業承継や企業価値の向上をサポートするサービスを提供しております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。