ジョンソン・エンド・ジョンソンが、化粧品ブランド「ドクターシーラボ」を展開するシーズ・ホールディングスをTOBなどを通じて買収することを発表した。買収額は約2300億円で、完全子会社化を目指す。シーズHDはスキンケアにフォーカスした商品展開を最大の強みとし、低刺激性の化粧品から機能性アンチエイジング製品まで幅広く取り扱う。J&JはシーズHDを子会社として取り込み、ドクターシーラボ事業を中心にグローバル展開を加速させる。M&Aアドバイザーとしては、J&Jがアジア市場での事業拡大を目指す上で、シーズHDの買収は戦略的な意味を持つと考えられる。