JFEホールディングスが川崎マイクロエレクトロニクスをメガチップスへ譲渡
JFEホールディングスは、LSI(大規模集積回路)の製造・販売を手がける川崎マイクロエレクトロニクス(千葉市。売上高241億円、営業利益18億5000万円、純資産92億4000万円)の全株式を、同じくLSIメーカーであるメガチップスに譲渡することを決定しました。譲渡価額は85億円となり、譲渡時期は2012年6月下旬ごろを予定しているとのことです。
川崎マイクロエレクトロニクスの事業概要
川崎マイクロエレクトロニクスは、液晶パネルや通信機器、事務機器などを中心にASIC(特定用途向け集積回路)を製造しており、幅広い分野で技術力を発揮しています。高品質と安定した生産体制を強みとし、これまで市場で高い評価を得てきました。
メガチップスとのシナジー
メガチップスも同様にASIC事業を展開しており、川崎マイクロエレクトロニクスとの技術・市場の両面において相互に補完し合う関係にあります。今回の譲渡により、メガチップスグループ内での研究開発体制が強化されるとともに、収益基盤の拡大が期待されています。
JFEホールディングスの狙い
JFEホールディングスは、両社が同じグループになることで研究開発の効率化や市場拡大に寄与し、さらなる事業成長が見込めると判断しました。今回の譲渡によって、それぞれの得意領域を活かして新たなシナジーを生み出せることが期待されています。
追記事項
2012年6月27日に譲渡予定日の変更が発表され、実際の譲渡日は2012年7月1日となる予定です。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産価値を最大化できることを強みとしております。豊富な実績と専門的な知識を活かし、スムーズかつ効果的なM&A支援に取り組んでおります。M&Aに関するご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。