ITbookホールディングスは、婦人服、服飾雑貨の企画・製造を手がける子会社の三鈴の全株式をアパテックジャパンに譲渡することを決めた。三鈴は昨年のコロナ禍で赤字に転落し、短期的な業績回復が難しいと判断したため。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2021年8月20日。三鈴は20代から30代の女性をターゲットに「Rewde」「shop DADA」「ZOYA」などのブランドを展開している。M&Aアドバイザーとしては、ITbookが事業構造改革を進める中で、不採算事業からの撤退を決断したことは、経営判断として妥当であると評価できる。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。