INESTによるアイ・ステーションの完全子会社化について
INESTは、法人向け携帯電話販売事業を展開するアイ・ステーション(東京都文京区、売上高42億5000万円、営業利益8400万円、純資産3億600万円)を株式交換により完全子会社化することを決定しました。今回のM&Aにより、INESTは直販事業の強化を図り、携帯電話市場の成熟化への対応を加速させる意向です。
株式交換の背景
INESTはスマートフォンやモバイル通信端末などのWeb販売(直販事業)を大きな柱としており、市場の成長が鈍化するなかでも事業拡大を図っています。同業であるアイ・ステーションを傘下に取り込み、両社のリソースとノウハウを統合することで直販事業の更なる拡大を目指す考えです。
なお、INESTとアイ・ステーションはいずれも光通信が筆頭株主となっており、今回の株式交換はグループ内のシナジー効果を大きく発揮することが期待されています。
株式交換の比率と日程
株式交換比率
株式交換比率は、INEST1:アイ・ステーション375となります。つまり、アイ・ステーションの1株に対してINESTの375株を割り当てる形です。この交換比率により、アイ・ステーションはINESTの完全子会社となります。
株式交換予定日
株式交換予定日は2020年8月1日です。この日をもってアイ・ステーションはINESTの完全子会社としてグループに組み込まれ、事業統合に向けた様々な取り組みが進められる見通しです。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aにおける売り手(売主様)から手数料を一切いただかずにサポートを提供することが特長です。売主様の譲渡後の資産を最大化することを目指し、専門的な知識と豊富な経験を活かして最適なM&Aの実現に尽力しています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。