IDEC社によるAPEM SASの持ち株会社MMI Technologiesの買収について
IDEC社はフランスの産業用スイッチメーカーAPEM SASの持ち株会社であるMMI Technologies(パリ。売上高約124億円、営業利益約20億6000万円、純資産約45億2000万円)の全株式を取得し、子会社化することを発表しました。取得価額は約295億円(アドバイザリー費用などを含む)で、取得予定日は2017年1月16日とされています。
APEMグループの概要
APEMグループは1952年に創業し、輸送や工業オートメーション、医療、通信など幅広い分野でスイッチやジョイスティック、キーボードといったインターフェース・コンポーネントの設計・製造・販売を行っている企業です。世界に14カ所の製造拠点を持ち、販売拠点は10カ所に展開しており、世界2万社以上の顧客を持つグローバル企業として知られています。
IDEC社の狙い
欧州・アジア・米国での事業拡大
今回の買収により、IDEC社はAPEMグループを傘下に取り込み、欧州やアジア、米国などでのさらなる事業拡大を図ることが可能となります。グローバルな顧客基盤と製造・販売拠点を活用し、製品とサービスの充実を目指す考えです。
製品ラインナップの拡充と新市場への進出
APEMグループの持つ技術との相乗効果で、IDEC社の製品ラインナップを補完し、特殊機械など新たな市場への進出を視野に入れています。両社の技術的背景を結合することで、革新的な製品開発やサービス提供が期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかない点が大きな特徴です。売主様の譲渡後の資産を最大化することを強みとしており、スムーズかつ有益なM&Aを実現するための多角的なサポートを提供しております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。