IBJは、友人・恋人探しのマッチングサービス事業を手がける子会社のDiverseの株式40.05%を同社社長の津元啓史氏に譲渡することを決めた。津元氏の持ち株比率は80.05%となり、譲渡価額は非公表。Diverseは比較的ライトなユーザー層をターゲットにしたマッチングアプリ「YYC」「Poiboy」を主力としてきたが、IBJは結婚を意識した分野に経営資源を集中させるため、Diverseを切り離すことにした。Diverseの事業のうち、結婚を意識したユーザーを対象とする「you bride」についてはIBJが事業取得した。M&Aアドバイザーとしては、IBJの経営資源の再配分による事業戦略の見直しは、婚活市場における競争激化に対応する上で重要な一手と言える。