HOYAによる中国のハードディスク用ガラス基板メーカー買収概要
HOYAは、中国のハードディスク用ガラス基板メーカーを傘下に持つ香港の東志投資有限公司(新海。営業利益5800万円、純資産8億100万円)の全株式を取得し、子会社化することを決議いたしました。東志投資有限公司は、東洋鋼鈑と丸紅の共同出資により2004年に設立され(出資比率は東洋鋼鈑60%、丸紅40%)、中国・深圳にガラス基板の製造・販売子会社、香港に販売子会社を保有しております。
買収の背景
ハードディスク用ガラス基板事業は、競合他社による増産などを背景とした製品価格の急激な下落により、競争力の確保が難しくなっておりました。こうした状況の中、HOYAは生産拠点を取得することで、ハードディスク事業全体の競争力強化を図る決断に至ったものと思われます。
買収金額とスケジュール
今回の株式取得の価額は6億1000万円で、取得予定日は2008年11月4日とされております。これにより、HOYAがハードディスク用ガラス基板メーカーの生産と販売において、さらなる安定と効率化を目指すことが期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aの仲介を行う企業であり、特徴として「売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できる」点が挙げられます。豊富な経験と知識をもとに、企業様の円滑な譲渡を支援しながら、売主様のメリットを最大に生かすご提案を行っております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。