GMOインターネットがOMAKASEを子会社化へ
GMOインターネットは、飲食店予約管理サービス「OMAKASE」を展開するOMAKASE社(東京都港区。売上高4940万円、営業利益79万3000円、純資産363万円)の株式61.5%を株式交付の手続きにより取得し、子会社化することを決定しました。EC(電子商取引)支援事業や決済事業との相乗効果が期待されているようです。取得予定日は2021年6月21日となっております。
「OMAKASE」とは
「OMAKASE」は、予約困難な人気飲食店に特化した予約管理サービスで、Web上で予約受付や既存予約の管理、キャンセル・空席情報の発信などを行うことができます。GMOインターネットはこのOMAKASEの発行済み株式数40万株のうち、24万6069株(下限)を取得する予定です。
株式交付の概要
今回の取得にあたり、対価としてOMAKASE1株に対してGMOインターネット株式3.677株と371円が割り当てられます。株式交付は、2021年3月1日に施行された改正会社法で導入された新たなM&A手法の一つです。自社株式を対価とする場合、これまでは完全子会社化(所有割合100%)を目的とする株式交換に限られていました。しかし株式交付制度を活用することで、100%取得せずとも子会社化を行うことが可能となりました。
今後の展望
GMOインターネットによるOMAKASEの株式取得により、予約管理事業とEC支援事業、さらに決済事業との連携によるシナジーが期待されます。特に、飲食店とのネットワーク拡大や予約サービスの高度化を図りながら、決済やECを含めた多角的なサービス展開が進むことで、新たなマーケット創出につながる可能性があります。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みの企業です。安心してご相談いただける体制を整え、スムーズなM&Aをサポートしております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。