GENDAがポップコーン専門店「ヒルバレー」を傘下に持つINPを子会社化
GENDAは2023年11月30日を取得予定日として、ポップコーン専門店「ヒルバレー」を運営する日本ポップコーン(東京都目黒区)を傘下に持つINP(同)の全株式を取得し、子会社化することを決定いたしました。これにより、シネマコンプレックス(複合映画館)向けの取引拡大に加えて、人気アニメやゲームとのコラボレーション商品の充実を図る方針です。
INPとは
INPは、2021年8月に日本ポップコーンの経営陣がMBO(経営陣による買収)を行った際に設立された特別目的会社です。今回の取得価額は非公表とされております。MBOにより独立を果たした企業がどのようにGENDAの事業とシナジーを創出していくのか、今後の展開が注目されます。
日本ポップコーンと「ヒルバレー」の概要
日本ポップコーンは2010年に設立され、キャラメルポップコーンを中心に豊富な商品を展開しております。日本初というポップコーン専門店「ヒルバレー」を東京都目黒区、川崎市、大阪市に3店舗営んでいるほか、オンラインショップでの販売やシネマコンプレックスを含む商業施設などでの催事出店など、多彩なチャネルでポップコーンを提供しています。
2015年には投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(東京都港区)の傘下に入った後、2020年7月に投資ファンドのミダスキャピタル(東京都港区)に譲渡されました。その翌年、経営陣自らがMBOを行うことで独立を果たしており、常に新しい展開を模索しながら成長を続けています。
GENDAと日本ポップコーンのコラボレーションの狙い
GENDAはアミューズメント施設(2023年10月末時点で263店舗)を中心に、アニメやゲームと連携した「GiGOコラボカフェ」や「GiGOコラボカフェスタンド」、推し活応援専門ショップ&カフェ「fanfancy+with GiGO」など、多種多様なカフェ形態の店舗を国内各地で展開しています。これらの事業展開との連携強化により、ポップコーンの新たな魅力やコラボレーション商品の開発が期待されます。
シネマコンプレックスとの連携強化
今回の子会社化により、シネマコンプレックス向けのポップコーンビジネスをさらに活性化させることが見込まれます。特に、人気アニメやゲームとのコラボレーション商品を映画館で楽しめるような取り組みも加速していく見通しです。GENDAと日本ポップコーンの共同開発によるユニークな商品展開やイベントなども期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、事業譲渡を検討される売り手の方から手数料を一切いただかず、譲渡後における売主様の資産を最大化できることを強みとしているM&A支援企業です。いつでもお気軽にご相談いただけますよう、充実したサポート体制を整えております。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。