GA technologiesによるモダンスタンダードの子会社化について
GA technologies社は、高級賃貸サービスサイトを運営するモダンスタンダード社(所在地:東京都港区、売上高:8億2900万円、営業利益:△5100万円、純資産:2700万円)の株式67%を取得し、9日付で子会社化いたしました。そのうえで、2020年1月15日に残る株式を株式交換で取得し、完全子会社化する予定です。
株式取得の背景と目的
モダンスタンダード社は2009年に設立され、「Modern Standard」という高級賃貸サービスサイトを運営しています。富裕層や高所得者層を中心とした7万人の会員を抱え、質の高い賃貸サービスを提供してきました。一方のGA technologies社は、中古不動産の売買やリノベーション、不動産投資などを扱う「RENOSY」という不動産テック総合ブランドを展開しています。
今回の株式取得により、モダンスタンダード社を傘下に取り込むことで両社のサービス提供機会を拡大し、販売網の相互活用などを通じて、さらなる成長を目指しています。
株式取得価額と株式交換比率
取得価額
取得価額は10億円と公表されています。
株式交換比率
株式交換比率は「GA1:モダンスタンダード1515」という条件となっております。
モダンスタンダード社の事業内容
モダンスタンダード社の主力事業である高級賃貸サービスサイト「Modern Standard」は、高報酬層や富裕層に向けた質の高い物件を取り扱っています。2009年の創業以来、7万人の会員を獲得しており、入居者やオーナー双方に充実したサービスを提供しています。
GA technologies社の事業内容
GA technologies社は、中古不動産の売買を中心にリノベーションや不動産投資などの多角的なサービスを展開する不動産テック企業です。同社の統合ブランド「RENOSY」は、最新のテクノロジーを活かしたサービスであり、ユーザーが効率的に不動産関連の情報を取得し、投資や売買をスムーズに行うことをサポートしています。
今後の展望
モダンスタンダード社とGA technologies社の双方にとって、販売網の相互利用や富裕層向けサービスの強化は大きなシナジーが期待されております。高級賃貸サービスに強みを持つモダンスタンダード社と、不動産テックを活かした総合的なサービス展開を得意とするGA technologies社が協力することで、多様化する不動産ニーズに幅広く応えることが可能になります。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、M&Aにおいて売り手側から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。専門家によるスムーズなM&Aサポートを通じて、企業オーナーの皆様の実情に合った最適な譲渡を実現いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。