FDKによる旭化成FDKエナジーデバイス(AFEC)の追加株式取得について
FDK(以下、FDK社)は、旭化成との折半出資会社である旭化成FDKエナジーデバイス(AFEC、静岡県湖西市。売上高3500万円、営業利益△16億5000万円、純資産34億6000万円)の株式を追加取得し、子会社化すると発表しました。AFECは2011年、両社のリチウムイオンキャパシター(LIC)事業の開発スピードを加速させる目的で設立された企業です。
子会社化に至った背景
市場創出が想定より遅れている現状を踏まえ、両社はそれぞれのリチウムイオンキャパシター(LIC)事業を独自に推進していく方針が望ましいと判断しました。LICは急速充放電が可能で高いエネルギー密度を持つ蓄電デバイスであり、FDK社はこの可能性に注目し、AFECの株式を追加取得して子会社化することを決定しています。取得価額は0百万円で、取得予定日は2015年6月30日となっています。
今後の展望
FDK社によるAFECの子会社化によって、独自の研究開発体制を強化するとともに、LIC事業における新たな市場の開拓を目指すことが予想されます。親会社として、さらなる製品開発および販売戦略の加速が期待されるでしょう。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。