FDKが三洋電機傘下の2社を子会社化へ

FDKは、三洋電機傘下で電池事業を営む2社の全株式を取得し、子会社化することを決定いたしました。これにより、FDKはアルカリ電池が中心の事業に新たに2社を加え、製品ラインナップの一層の拡充と電池事業の強化を目指します。

対象企業について

三洋エナジートワイセル(群馬県高崎市)

ニッケル水素電池事業を手がけており、売上高は298億円、営業利益は4億4900万円、純資産は26億8000万円となっております。

三洋エナジー鳥取(鳥取県岩美町)

円筒形リチウム一次電池やコイン型二次電池事業を手がけており、売上高は89億9000万円、営業利益はマイナス4900万円、純資産は5億7500万円となっております。

取得の背景と目的

三洋電機は、パナソニックによるTOB(株式公開買い付け)に向けた各国の競争法当局との協議に基づき、一部事業を第三者に譲渡する必要がありました。このため、FDKが2社の株式を取得して新たに子会社化する方針が決定されました。FDKとしては、アルカリ電池中心の事業基盤にニッケル水素電池やリチウム電池を加えることで、多彩な電池ラインナップを確立し、さらなる競争力強化を図る狙いがございます。

取得価額

取得価額は、三洋エナジートワイセルが33億6000万円、三洋エナジー鳥取が30億4000万円となっております。具体的な取得予定日はまだ未定ですが、今後の手続きに従い実行される見通しです。

今後の展望

今回の子会社化によって、FDKは多様な電池技術を総合的に取り扱い、国内外を問わず幅広いニーズに対応できる体制が整うと期待されます。さらには、環境対応の推進や再生可能エネルギー領域への貢献など、電池技術が重要視される分野での活躍が見込まれます。

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