FDK、インドネシア子会社を譲渡へ
FDKは、インドネシアでアルカリ乾電池を製造する現地子会社であるPT FDK INDONESIAの全株式を、電池・ライト販売のオランダ企業であるEnergizer International Group B.V.に譲渡することを決定いたしました。これは、同社がアルカリ乾電池の事業において国内の同業他社やプライベートブランド向けを含む国内市販ビジネスに集中する方針を打ち出していることの一環になります。
譲渡対象の概要
PT FDK INDONESIAの売上高は42億6000万円、営業利益は▲1億7500万円、純資産は▲3億5900万円となっております。譲渡価額は約7億5300万円で、譲渡予定日は2020年10月1日です。
譲渡の理由
FDKは、国内市販ビジネスに特化することで、国内市場における競争力をより高める狙いがあります。今回の子会社譲渡によって、FDKの資源やリソースを経営戦略上重要な国内事業へ再分配することが期待されています。
今後の展望
本譲渡により、FDKは国内アルカリ乾電池事業のさらなる強化と、収益性向上を推進する方針です。一方、Energizer International Group B.V.はPT FDK INDONESIAがもつ製造拠点や技術力を活用し、グローバル市場における電池事業の展開を図るとみられます。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みのM&A仲介会社です。M&Aをご検討の際には、ぜひご相談ください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。