ERIホールディングス、福田水文センターの全株式を取得へ
ERIホールディングスは21日、河川環境コンサルタントとして事業を展開する福田水文センター(札幌市。売上高18億3000万円、営業利益2億9000万円、純資産14億9000万円)の全株式を取得し、子会社化することを決定いたしました。北海道における土木インフラおよび環境関連事業を拡大することが狙いとされています。取得価額は22億8800万円で、取得予定日は2024年6月5日です。
福田水文センターの特徴
福田水文センターは1965年に創業し、北海道・東北を中心に水資源の総合コンサルタントとして、環境調査・分析やインフラの計画・設計に取り組んでおります。長年の実績と経験を活かし、地域社会のインフラ整備や環境保全に貢献してきました。
事業内容と役割
同社は河川や水系の調査・分析に加え、設計・施工など幅広く手がけており、自然災害などのリスク評価や対策提案を通じて地域の安全を支える重要な役割を担っています。ERIホールディングスにとっては、北海道で5社目の建設コンサルタント会社取得となり、より広範な事業展開を可能にする材料として期待されています。
今回の取得の背景と狙い
北海道における土木インフラと環境関連事業の需要は、今後も公共投資や地域開発に合わせて堅調に推移することが予想されます。ERIホールディングスは、福田水文センターの持つ専門知識および豊富な実績を取り込むことで、さらなる事業領域の拡大や地域でのプレゼンスを強化したい考えです。
今後の見通し
この買収により、ERIホールディングスの北海道における拠点・事業規模は一層拡大し、多角的な環境コンサルティングやインフラ整備に取り組む体制が整うとみられます。福田水文センター側もグループシナジーを活用し、事業拡大や人材育成、研究開発などの分野でさらに強みを発揮していくことが期待されています。
地域社会への貢献
両社の連携が進むことで、北海道を中心とした東北地域の水資源管理や防災対策に新たなソリューションを提供し、地域の課題解決に貢献することが見込まれます。
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。