EPSホールディングスが尚捷集團控股有限公司を子会社化
EPSホールディングスは、香港に拠点を置く尚捷集團控股有限公司の株式75%を取得し、子会社化すると発表しました。同社はアパレル会社向けにサプライチェーンマネジメントサービスを展開しており、ファッショントレンド分析やアパレル製品のデザイン・開発、材料調達、生産管理、品質管理、製品の物流などの幅広いサービスを提供しています。
尚捷集團控股有限公司の概要
尚捷集團控股有限公司の事業の特徴は、グローバル・アパレルメーカーに向けた統合的なサプライチェーンマネジメントにあります。売上高は74億6000万円、営業利益は4億5900万円、純資産は17億5000万円と報じられており、堅調な経営基盤を持ち合わせています。
EPSホールディングスとのシナジー
EPSホールディングスは、新薬開発の治験支援や医薬品販売支援といったヘルスケア領域での事業を展開し、ヘルスケアサービスの一環としてスマートアパレルの活用も視野に入れています。本件により、尚捷集團グループが保有するアパレル製品のデザインや物流のノウハウと、EPSホールディングスが持つヘルスケア分野の知見を融合させ、新ビジネスの確立を目指しています。なお、取得価額は約52億7000万円、取得予定日は2021年4月27日と発表されています。
まとめ
本件のM&Aは、ファッションとヘルスケアが融合する新しい事業モデルを生み出す可能性を秘めています。アパレルの上流から下流までのバリューチェーンを押さえる尚捷集團控股有限公司を傘下に置くことで、EPSホールディングスはスマートアパレルを軸にしたヘルスケアサービスを加速させることが期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aにおいて売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。円滑なM&Aをサポートし、より良いビジネスの未来を共に実現するパートナーとして、数多くの実績を有しています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。