EMシステムズによるユニケソフトウェアリサーチ子会社化の背景

EMシステムズは、薬局向け業務システム開発を手がけるユニケソフトウェアリサーチを子会社化することを決定いたしました。ユニケソフトウェアリサーチは東京港区に所在し、売上高22億1000万円、営業利益1億2300万円、純資産28億5000万円を誇ります。本取引は、ユニケの管理目的会社であるLaunchpad13の全株式を取得する形で進められ、取得価額は13億4300万円、取得予定日は2023年6月30日とされています。

ユニケソフトウェアリサーチの概要

ユニケソフトウェアリサーチは1985年に設立され、2018年にJMDCの傘下に入りました。2500軒を超える薬局に対し、業務・経営支援に関するシステムを提供し、特に三大都市圏に強みを持っています。長年にわたる実績と豊富な導入実績に基づき、薬局向けITサービス市場での安定したシェアを確保しています。

今回の子会社化の目的

EMシステムズは、薬局向けITサービス市場においてさらなる顧客基盤の強化を図るべく、同業であるユニケソフトウェアリサーチをグループに迎えることを決定しました。これにより、両社の技術力やノウハウを結集し、さらなるサービスや製品開発の充実、シェアの拡大につなげる狙いがあります。

EMシステムズとユニケソフトウェアリサーチのシナジー

EMシステムズは従来より薬局向けシステムを展開していましたが、ユニケソフトウェアリサーチをグループとして取り込むことで、より広範な顧客層を獲得できます。両社が持つ販売チャネルや開発リソースを統合することで、全国的なサービス拡充と迅速なサポート体制の構築が期待されています。

シェア向上への期待

三大都市圏に強みを持つユニケソフトウェアリサーチの顧客基盤と、EMシステムズが培ってきた全国ネットワークが組み合わさることで、短期間でのシェア拡大が見込まれます。さらに、薬局向けシステムのデジタル化やDX推進への需要が高まる中、両社が共同で開発する新商品の投入による市場競争力の強化も期待されています。

今後の展望

EMシステムズによるユニケソフトウェアリサーチの子会社化は、薬局向け業務・経営支援サービスの高度化と効率化をもたらすと考えられています。今後はさらなるITソリューションの開発だけでなく、医療現場の負担軽減や業務フローの改善など、幅広い分野で連携効果を発揮することでしょう。

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