DTSによるアヴァンザ全株式の取得について
このたびDTSは、システム開発分野の企業であるアヴァンザ(東京都渋谷区)を、全株式を取得する形で子会社化することを決定いたしました。アヴァンザは売上高24億9000万円、営業利益2億1800万円、純資産10億8000万円を有する企業で、1991年に設立されて以来、Web系業務システムを中心に実績を積み重ねており、金融や印刷業界を主要顧客としています。取得価額は非公表で、取得予定日は2024年1月22日と発表されています。
オンショアリングの流れと国内開発の強化
システム開発分野では、地政学的リスクの高まりや急激な為替変動を背景に、一度海外に移管した業務を自国に戻す動きが進みはじめています。このようなオンショアリングの動きに対応するため、DTSは国内での開発体制を強化し、今後の顧客ニーズに応えていく方針を示しています。今回のアヴァンザの子会社化は、その取り組みの一環として位置づけられています。
アヴァンザの強みと期待されるシナジー
アヴァンザは主にWeb系業務システムの開発で実績を積み、金融や印刷業界向けに多くの導入事例を持っています。今回のM&Aにより、DTSの国内開発強化戦略とアヴァンザの技術力・顧客基盤が結びつくことで、両社のビジネスシナジーが期待されています。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、売り手の皆さまから手数料を一切いただかず、譲渡後の資産を最大化できることを強みとしております。長年の経験と知識を生かし、公正な視点でM&Aをサポートいたします。M&Aにご興味をお持ちの方は、ぜひご相談ください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。