CSSホールディングスがヤマト食品を投資会社ケイエフへ譲渡
事例概要
CSSホールディングスは、献立付き食材販売や受託給食を手がけるヤマト食品(神奈川県大和市)の全株式を、投資会社のケイエフ(兵庫県姫路市)に譲渡することを決議しました。ヤマト食品の売上高は24億6000万円、営業利益はマイナス7800万円、純資産は9000万円です。譲渡価額は非公表で、譲渡予定日は2019年9月30日となっています。
ヤマト食品の背景
ヤマト食品は1982年に設立され、高齢者福祉分野で事業を拡大してきました。しかし、大型の受注を失ったことで売上高が大幅に減少し、2018年9月期まで2期連続で営業赤字を計上しました。さらに、2019年9月期においても受注の取りこぼしにより赤字が見込まれています。
譲渡の決断理由
連続する営業赤字と将来的な財務面の見通しが厳しいことから、ヤマト食品の経営改善に向けて譲渡という選択肢が検討されました。これにより、双方にとって最適な資源配分が期待されるとみられています。
投資会社ケイエフについて
ケイエフは兵庫県姫路市に本社を置く投資会社です。事業再生や新たなビジネスモデルの構築などを支援し、企業の活性化を促す活動を行っています。今回の譲渡によって、ヤマト食品の運営や事業展開に新たな可能性がもたらされることが期待されます。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手様から手数料を一切いただかない独自のサービスモデルを提供し、売主様の譲渡後の資産を最大化することを強みとしております。M&Aの専門家として多角的なアドバイスを行い、譲渡案件における最適なサポートを実施いたします。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。