CAD/CAM事業を中核とした製造業DXインテグレーターへの進化を目指す取り組み

NTTデータグループ傘下のNTTデータ・エンジニアリングシステムズ(以下、NTTD‐ES、東京都大田区)は、CAD/CAM(コンピューター支援設計・製造)システム部門を会社分割して2023年7月に設立する新会社・NDES(本社所在地は未定)の株式51%を取得し、子会社化する方針を明らかにしました。取得価額は4億3100万円、取得予定日は2025年10月1日となっております。

C&Gシステムズの体制変更と新たなCAD/CAMシステム事業の位置づけ

C&Gシステムズは2023年4月1日付で持ち株会社体制に移行し、2023年9月にCAD/CAMシステムに関する中間事業持ち株会社のCGS(東京都品川区)を設立する予定です。そして、このCGSがNDESに過半を出資し、NDESの残る49%の株式をNTTD‐ESが保有することになります。

この合弁により、CAD/CAMを中核とする製造業DXインテグレーターとしての進化を目指し、より高付加価値なソリューション提供を進めていく方針です。

取得の背景と狙い

近年、製造業においてはICTの活用が加速し、設計から製造、保守までを一貫して最適化する取り組みが注目を集めています。CAD/CAMシステムは、各工程間のデータ連携を効率化し、製品開発のスピードアップや品質向上に大きく寄与する技術です。NTTD‐ESは、高度なコンサルティング力と技術力を活かし、DXインテグレーターとして製造業界でのプレゼンスを強化したいと考えています。

一方、C&Gシステムズは金型・機械加工分野において蓄積してきた独自のノウハウや顧客基盤を活かし、さらなる事業拡大を目指す立場にあります。そのため、NTTD‐ESとの協業は新しい価値創造の機会となると期待されています。

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