CasaのGoldKey株式追加取得に関する事例
事例概要
Casaは、マンション管理アプリの企画開発を行うGoldKey Co.,Ltd(名古屋市。売上高1億9900万円、営業利益△5100万円、純資産△1億4700万円)の株式を追加取得し、子会社化することを決定いたしました。現在の持ち株比率14.3%を36.2%上積みし、合計50.5%とすることで、支配権を確立します。2022年9月に金銭出資をして以来、不動産管理会社や自主管理家主向けの入居者対応サービスやアプリを共同開発してきたCasaは、更なる相乗効果を狙いGoldKeyをグループ傘下に取り込みます。取得価額は非公表で、取得予定日は2023年6月6日とされています。
追加取得の背景
Casaは、GoldKeyが持つマンション管理アプリの開発ノウハウや、不動産管理会社・家主向けの先端技術を高く評価していました。資本提携後の共同開発で実績を積み上げてきた結果、一層の協業体制を強化するために子会社化を進める運びとなりました。
GoldKeyの事業内容
GoldKey Co.,Ltdは、マンション管理アプリの企画・開発を中心に業務を行っています。不動産情報の管理をはじめ、賃貸物件の入居者向けサービスや、家主が活用しやすいシステムの提供を特徴としており、今後さらなる事業拡大が期待されます。
子会社化のシナジー効果
今回の子会社化により、Casaは自社が提供する不動産サービスとGoldKeyの開発力・技術力をさらに融合させることができます。これにより、従来よりも効率的かつ魅力的なサービス開発が進み、両社にとって経営基盤の強化が望めるでしょう。
今後の展望
Casaは、GoldKeyをグループ傘下に取り込むことで、不動産管理アプリのさらなるユーザビリティ向上や新規サービスの拡充を目指します。マンション管理市場の需要は依然として高く、今後は街づくりやスマートシティ化に関連する領域とも連携が進む可能性があります。今回の追加取得は、Casaが不動産×IT分野での総合力を高める重要な一手と言えるでしょう。
まとめ
CasaがGoldKeyの株式を追加取得し、子会社化に踏み切るニュースは、不動産管理とITサービスを組み合わせる動きが一層加速していることを示しています。CasaとGoldKeyの協業は、より先進的で利便性の高いマンション管理サービスを提供できるようになると期待されています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、売り手から手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みです。M&Aの専門家として、多くの企業オーナー様に寄り添いながら、円滑かつ有利な事業譲渡を実現するサポートを行っています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。