AOKIホールディングス、複合カフェ「自遊空間」展開のランシステムを子会社化へ
AOKIホールディングスは、複合カフェ「自遊空間」を展開するランシステムの株式50.71%(議決権ベース)を第三者割当増資の引き受けなどにより取得し、子会社化することを発表しました。取得価額は8億8786万円で、その内訳は第三者割当増資引き受けが8億2400万円、株式譲渡が6386万円となっています。取得予定日は2022年6月8日です。
主力事業と多角化によるシナジー
AOKIホールディングスはスーツを中心とするファッション事業を主力としていますが、多角化部門ではエンターテインメント事業として複合カフェ「快活CLUB」を展開しています。今回のランシステム子会社化により、新たな顧客層の獲得や新コンテンツの開発など、相乗効果が期待されています。
複合カフェの業態と現状
複合カフェは、漫画喫茶やインターネット喫茶、ゲーム喫茶、ワークスペース、ビリヤードなどの軽スポーツを提供し、飲食以外のさまざまなサービスを楽しめる業態です。ランシステムが展開する「自遊空間」は、このような複合カフェの代表的なブランドとして知られています。
ランシステムの業績と課題
ランシステムの2021年6月期の売上高は49億1000万円で、営業赤字は6億3300万円となりました。コロナ禍の影響で2019年6月期に比べ売上高が約4割減少し、経営の立て直しが急務となっています。AOKIホールディングスとしては、既存事業とのシナジーを生かしたサポートが重要な役割を果たすと見られています。
株式会社M&A Doのご紹介
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株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。