AKIBAホールディングス、トランテンエンジニアリングを子会社化
トランテンエンジニアリングの概要
トランテンエンジニアリング(東京都渋谷区)は、無線基地局工事をメイン事業とし、折衝・コンサルティングや図面設計、構造確認などを専門としています。2006年に設立され、売上高5140万円、営業利益△1790万円、純資産3150万円を有しています。
AKIBAホールディングスによる株式取得の背景
AKIBAホールディングスは、通信建設工事を子会社であるバディネット(東京都中央区)を通じて展開しています。無線基地局の建設工事には、折衝・コンサルティング、設計、施工、保守メンテナンスの4つの事業領域がありますが、今回トランテンエンジニアリングを子会社化することで、これまで自社で対応が難しかった設計領域を内製化することが狙いです。
株式取得の目的と今後の事業展開
AKIBAホールディングスは、成長が期待されるIoT(モノのインターネット)や5G(次世代通信規格)向けの各種通信建設工事の事業拡大を目指しています。今回の株式取得により、通信建設工事の事業領域を広げ、より幅広いニーズに対応できる体制を構築することができると考えられます。取得価額は非公表で、取得日は2020年10月30日とされています。
今後の期待
トランテンエンジニアリングの強みである設計領域を取り込み、AKIBAホールディングス全体で無線基地局の建設工事における一貫したサービスを提供することが期待されます。今後のIoTや5Gの普及に伴い、通信インフラの需要はますます高まることが予想されるため、両社のシナジー効果が大いに期待されています。
株式会社M&A Doのご紹介
株式会社M&A Doは、M&Aや事業承継を支援する企業です。特徴としては、売り手からは手数料を一切いただかず、売主様の譲渡後の資産を最大化できる点が強みとなっています。M&Aを検討される際には、ぜひ株式会社M&A Doをお役立てください。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。