ACCESS、子会社IPIを通じてNorthforge Innovationsを子会社化
ACCESSは、米国子会社のIP Infusion(IPI、カリフォルニア州)を通じて、カナダのソフト開発会社Northforge Innovations(ケベック州)の全株式を取得し、子会社化することを決議しました。これにより、IPIは今後、ネットワークインフラやセキュリティー分野の高度なソフト開発力を持つNorthforgeとの連携を一層強化し、事業の拡大を図る見込みです。
買収の概要
IPIは2006年3月に子会社化されて以来、組み込み機器向けネットワークOS「ZebOS」の開発・提供を中心として展開してきました。Northforgeはその開発を外部委託する取引関係にあり、今回の取得を通じて協業をさらに強化すると考えられます。
取得価額とスキーム
IPIはカナダに買収目的会社を設立しており、取得価額は11億円となっています。さらに、今後3年間の業績達成度に応じて、最大7億7600万円を追加で現金支払いする可能性があります。
取得予定日は2018年8月1日でしたが、その後2018年8月2日(東部夏時間)に取得が完了したと発表しています。
今回のM&Aによる期待効果
Northforgeが持つ高度なソフトウェア開発力を取り込むことで、IPIのネットワークOSの機能や品質が向上し、事業規模の拡大につながることが期待されています。また、セキュリティー分野での技術強化も見込まれ、今後の新たなサービス創出に大きく寄与すると考えられます。
取得完了に伴う影響
ACCESSグループの事業戦略において、ネットワーク関連技術の強化は非常に重要です。今回のNorthforgeの子会社化は、グローバルに展開するACCESSの競争力をさらに高めるものであり、今後の展開に注目が集まります。
株式会社M&A Doについて
株式会社M&A Doは、新しい形のM&A仲介サービスを提供しており、売り手から手数料を一切いただかないことを特徴としています。これにより、売主様の譲渡後の資産を最大化できることが強みです。M&Aにおける仲介サービスやサポートを通じて、売り手・買い手双方を支援し、新たな成長の可能性を提案し続けています。

株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。