UACJと日本軽金属HDは、2023年4月1日にアルミ箔事業を経営統合し、新会社の株式の80%を産業革新投資機構に譲渡することで合意した。JICは設備増強などを進め、グローバルで競争力のあるアルミ箔メーカーとしての地位の確立を目指す。譲渡価額は未確定。国内のアルミ箔市場は厳しい競争にさらされているが、リチウムイオン電池用箔の需要が急増しており、両社は単独では事業成長に限界があると判断し、統合に動いた。ただし、経営統合の予定日は未定となっている。M&Aアドバイザーとしては、両社の経営統合により、グローバルで競争力のあるアルミ箔メーカーとしての地位を確立することが期待される。