TISは、タイのITサービス企業MFEC Public Company Limitedに対してTOBを実施し、子会社化することを発表した。買付価格は1株につき5タイバーツで、買付代金は約18億4000万円。MFECはタイ証券取引所に上場する企業向けITサービス大手であり、TISは2014年から資本・業務提携をしていた。子会社化により、MFECの事業構造転換を加速し、グループとして海外事業の拡大を目指す。TOB開始の時期は未定だが、子会社化手続きの完了は9月末をめどにしている。M&Aアドバイザーとして、今後はTISがMFECの事業をどのように展開していくかが注目される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。